本日のご注文は、8月1日頃の発送となります。それよりも早い納品を希望される場合は、特急製作サービスをご利用ください。

サンドブラスト工法で彫刻

 サンドブラストとは、砂を吹きかけて彫刻する手法のことをいいます。

 砂にも色々と種類があり、一般の方でもわかりやすいのが細かさです。細かければ細かいほど、細かい部分が彫れたり、彫刻面が滑らかになるという利点があります。その反面、なかなか彫れないという欠点があります。
 サンドペーパーを使ったことがある方でしたらおわかりでしょう。サンドペーパーには番号が振ってあります。数字が小さなものは荒めのもの、大きいのが細かいものです。仕上げには番号の大きなものを使用しますね。これにより表面がツルツルになるわけです。

 サンドブラストで使用する砂もまったく同じです。当店では、入手可能な砂の中で、もっとも細かいものを使用しています。ほとんど粉のようなものです。ですから、彫刻面が滑らかになるのです。

製作風景

 工房移転と同時に200V仕様のハイパワーなコンプレッサーを導入しました。これにより、スピーディーに商品が製作ができるようになりました。
 左からコンプレッサー、サブタンク、集塵機となります。
 コンプレッサーでエアーを噴出し、サブタンクに貯めます。通常は、サブタンクを経由せずに、ブラスト機(下の写真)に直結させるのですが、当店は2台のブラスト機がありますので、サブタンクを使用しています。
 砂を噴出させるわけですから、当然視界が悪くなります。そのため、空中に舞った砂煙を集塵機で吸い取り視界を確保します。

 ブラスト機です。中は砂が舞っていますが、集塵機が作動している為、視界は良好です。しかし、それでも砂が外に出てくるため、マスクとゴーグルは必需品です。

 特に夏は暑く、扇風機がないと汗だくです。また、集中力を必要とする作業なのであまり長時間はできません。

 もっぱら小物を彫刻していますが、最大で80cm×60cmまでのガラスが彫刻可能です。将来的には大きなものも取り扱う予定です。

高精細彫刻の製作工程

1.パソコンを使い、版下を制作します。高精細彫刻では、細かい部分もそのまま再現できるので、版下の出来により、完成度が変わるといっても過言ではありません。

2.フィルムに印刷します。<= これがポイントです。印刷方法は秘密です。

3.マスクシートに転写します。

4.商材にマスクシートを貼り付けます。

5.そして、ブラスト機(上記の写真)で彫刻します。

6.マスクシートを取り除き、クリーニングします。

これで完成です。

3種類のマスクシート

 サンドブラスト彫刻では、マスクシートが命です。マスクシートはたくさん種類があるのですが、当店では下記の3種類のマスクシートを使用しています。
 

高精細画質用マスクシート

 0.1mmくらいの細い線でも再現できる優れものです。使用する砂も、ほとんど粉のような細かいものです。この2つが揃って初めて高精細彫刻が可能になります。
 

通常画質用マスクシート

 高精細用のマスクシートの難点は、シートの薄さです。あまり深く掘るとキズが付いてしまうのです。深く彫刻しなくてはならない商材、特に被せグラスなどは、、このマスクシートを使用します。
 

一般用マスクシート

 シートの厚さが0.15mmあり、かなり深く彫刻することができます。さらに、ある程度伸び縮みしますので、湾曲しているガラスにも使用できます。カッティングプロッタを使用して切り抜きます。英数字で5mm角まで表現可能です。手間がかかり、コストも上がることから、今現在ではネットショップ上の商品では使用していません。